~シュシュシュッ~
〈2歳児〉
yくん「しぇんしぇー、あろうぃん かちてー」
🍏「ん? ハロウィン?」
yくん「うん、あろうぃん」
🍏「ハロウィンの何ば探しよると?」
yくん「ちゃう、ちゃう あろうぃんのえほん かちてぇ」
🍏「ハロウィンの絵本? どれかな?」
と本棚に向かう私に
yくん「ちゃうって、しゅしゅしゅっのあろうぃん‼️」
と、私の手を引いて
yくん「ここにある あろうぃん‼️」
🍏「ああ、プペルの絵本ね❗」
yくん「ちょう、ちょれー❗」
私の荷物入れから
出して手渡すと
ニッコリ✨
嬉しそうに抱える
Yくん。
座って見ようとしたその時。
hくん「これ。Hんと‼️」
と先日のやんちゃくんがやってきた
yくん「…」
hくん「Hがみると‼️」
yくん「…」
いつもなら、
いいよ~と
おもちゃを渡す
Yくん
今日は
なかなか渡さない。
無言で、
ぎゅーと抱え込み
離さない
hくん「もー、Yくん‼️これHの‼️」
Hくんは
今にもYくんを
なぐりそうな
勢い
Yくんは
背中を丸め
お腹に絵本を
抱え込む
🍏「Hくんも見たかったねぇ」
hくん「もうYくん、きらい‼️」
yくん「…」
🍏「じゃあ、順番にみたら?」
hくん「いやだ‼️見たい‼️」
yくん「いっちょにみよう」
hくん「いやだ❗1人がいーい‼️」
yくん「…」
🍏「じゃあ、先生が読んであげようか?」
yくん「うん✨」
hくん「ん?…うん✨」
YくんとHくんの
真ん中にに座り
読み始めると
1人、また1人と
こども達が集まってくる
そして、
ルビッチとお母さんが
鼻の下をこするページにくると
yくん「しゅしゅしゅっ」
と言いながら
鼻の下をこする
それを見て
Hくんも
hくん「シュシュシュッ」
Yくんと顔を
見合せ笑う😊
近くにいた子ども達も
一斉に
@「シュシュシュッ」
それからは
読み聞かせする度に
背表紙を見せると
皆で鼻の下を
擦りながら
@「シュシュシュッ」
と言いながら
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